睡蓮鉢ビオトープ(2021年2月)

2/14 春のような暖かさです。IKEAのガラスボウル「TRYGG」の中で育てていた2019年生まれのクロメダカをメインの白い睡蓮鉢(14号鉢)に合流させました。2020年秋の時点で3匹生き残っていましたが、3匹とも無事に越冬して大きくなっていました。ヒメタニシも1匹生き残って、少し大きくなっていました。ミナミヌマエビも何匹かいたはずでしたが、これは絶滅していました。

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メダカの合流

2/20 最高気温20度。寒波が去ったので、カキツバタヒツジグサを植え替えました。もともと4号の素焼き鉢に植えていましたが、5号の素焼き鉢に鉢増ししました。土はプロトリーフの「睡蓮の土」を使い、土の中にマグァンプKを混ぜ込みました。カキツバタはもともと冬眠状態を買ったので、そのまま植え替えました。ヒツジグサは1年前にcharmで買った時、土を触らずそのまま植木鉢に入れていましたが、今回は根っこの周りの泥を取り除き、根っこを広げて新しい土に埋めました。最初に植わっていた土はかなりねっとりとした泥ですが、プロトリーフの「睡蓮の土」はツブツブしていて、かなり触感が違います。土が新しくなり、肥料もいれたので今年は元気が出ると良いです。

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カキツバタヒツジグサを鉢上げしました

 

睡蓮鉢ビオトープ(2021年1月)

1/9 寒波が到来して、ベランダにおいてある睡蓮鉢が全面結氷しました。当地は割と温暖なので、このようなことは初めてです。越冬対策は特に何もしていません。強いて言えば、「なるべく触らない」くらいです。氷の下には動くものは一切みえません。メダカはどうしているのでしょうか。

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結氷した睡蓮鉢

マツバイが、買ってきたポットのまま沈めてあるのがずっと気になっていたので、午後、氷も溶けたので、少し大きなポットに植え替えました。そっと自ら取り出して、一回り大きなカップに入れ替えて、周りに「睡蓮の土」を入れて、そっと戻しました。マツバイは春になったら睡蓮やカキツバタの根元に植えて「緑の草原」にしたいと考えているのですが、水生植物のわりに生長がゆっくりなので、早めに鉢上げしました。

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マツバイの植え替え

 

キュウリ「ずーっととれるキュウリ」(水耕栽培2020)

ペットボトルを使用したベランダでの土壌水耕栽培にチャレンジします。我が家のベランダは日当たりが悪く夏野菜の栽培に向かないと思っているのですが、キュウリは半日陰でも栽培できるそうです。環境としては午後半日しか陽があたりません。真夏はほとんど直射日光がはいりません。また、ベランダが非常に狭いうえにいろんな植物を栽培していて場所がないので、省スペースで栽培できるペットボトル水耕栽培にしました。

 

2020年

6/28 種まきをしました。ミネラルウォーターの2L入りペットボトルを上の方でちょん切り、上部をひっくり返してセットします。口の部分にスポンジを詰めます。不織布(三角コーナー用の不織布袋を細長く切ったものを使用しています。)を挟んで底まで垂らします。さらに、土がこぼれないように不織布を一枚敷いて、その上に土を入れます。ピートモス100%のプロトリーフ「かる〜いトマトの土」を使用しました。穴を3つあけて、種を1個ずつ埋めました。キュウリは嫌光性種子なので、少し深めに埋めました。あとは上からたっぷりと水をやりました。下半分の貯水槽に水道水を入れました。

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キュウリの種まき

7/2 発芽しました。早いです。暑いから?

ここからは液肥ハイポニカ」で育てていきます。水切れに要注意。

7/25 種は3個とも発芽しましたが、もっとも成長の良いものだけ残して2株は切りました。もともと生えていたフウセンカズラの蔓に巻きついて上に向かって伸び始めました。

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フウセンカズラに絡みつく水耕栽培キュウリ

7/31 初めて開花しました。小さいけれどパキッとした、黄色が鮮やかな綺麗な花です。夏野菜!という感じがします。残念ながらこの花は結実しませんでした。

おそらくコナジラミと思われる害虫が葉っぱの裏側に大量にわきました。竹酢液スプレーをしたりもしましたが、「パイベニカVスプレー」が効果的でした。まあ、葉っぱを食べるわけではないし、と、殺虫剤の使用閾値はゆるいです。

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キュウリの花

つる誘引用ネットを張りました。

9/19 初収穫です。収穫どきがわからず様子を見ていたら太り過ぎになってしまいました。かつ、ぐにゃっと曲がってしまいました。キュウリは水切れを起こすと曲がるそうですが、水耕栽培なのになぜ曲がってしまったのでしょうか。味はみずみずしくて、とても美味しかったです。

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水耕栽培キュウリの収穫

10/4 2つ目のキュウリを収穫しました。

結局、2個しか結実せず、収穫できませんでした。収穫は発芽から2-3ヵ月でしょうか。もっと早く種まきすれば収穫が増えたかもしれません。

 

まとめ(反省)

・キュウリはペットボトル水耕栽培できる。それでも実が曲がる原因は不明。

・直射日光がなくてもOK(真夏だから?)

・スタートが遅かった。梅雨明けまでにもう少し大きくしておけばもっと収穫できたのではないだろうか。5月中には種まきしたほうがいいだろう。

・9月いっぱいで終了。まさに真夏の野菜。

睡蓮鉢ビオトープ(2020)

2020年

2/11 charmで購入したヒツジグサが届きました。ヒツジグサスイレンですが、唯一の在来種(原種)です。

 

2/15 去年花が咲かなかったヒメスイレンはガラスボウルに移して、代わりにヒツジグサを植え付けました。

 

2/23 ヒメトグサが腐ってきたので処分しました。勉強不足でしたが、ヒメトグサは腰水にしないで地上に出しておいた方がよいみたいです。

 

3/1 クロメダカが今年初めて抱卵しました。今年はなるべく放任飼育をしようと思って、そのまま見守っていましたが、放っておくとメダカは卵や生まれたての稚魚を食べてしまうようです。孵化するまではいくのですが、稚魚が全然育ちません。SUDOの「メダカの浮くネット」に卵や稚魚を入れて育てようとしましたが、成体メダカが乗り越えて侵入して食べられてしまいました。

 メダカ鉢の水を使って水耕栽培ができないかと思って、ミツバの種を蒔いてみました。

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早春の睡蓮鉢

5/18 GEXの「メダカ元気育成メッシュ丸型」に卵を隔離しておいたら無事に孵化しました。今回は成体メダカに侵入されることはありませんでした。しかし、なぜか大きくならないのです。親メダカと同じ鉢の中で飼育しており、グリーンウォーターではないので、餌が足りないのかもしれません。いつの間にか死んでしまいます。

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メダカの稚魚

8/9 また稚魚が孵化しました。無事に生き残って大きくなりました。ある程度大きくなれば成体メダカに食べられることがなくなります。とはいえ、確実に稚魚を育てるには親メダカとは別の鉢でグリーンウォーターで育てたほうが確実なようです。結局、今年は稚魚が2匹しか育ちませんでした。

 

9/4 ヘラオモダカが巨大化しています。一方でヒツジグサは花が咲きません。ミツバもなかなか大きくなりません。水耕栽培をするには栄養が足りないのだと思われます。陸上植物を無理して水耕栽培するより、水生植物を育てたほうが効率的だと思われます。

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夏の睡蓮鉢

11/28 京都の杜若園芸に行き、四季咲きカキツバタマツバイと「メダカの隠れ家」を購入しました。時期が悪いのか、カキツバタはあまり品種がありませんでした。

11/29 ヘラオモダカは大きすぎるし花も綺麗ではなかったので処分しました。代わりにカキツバタを植え付けました。冬の間は冬眠状態です。マツバイは買ってきた状態のまま、睡蓮鉢の中に沈めました。

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カキツバタを植えました

12/11 スネールを発見しました。5匹くらいいました。カキツバタマツバイにくっついてきたと思われます。ヒメタニシの稚貝との違いが難しいですが、全部潰してメダカの餌にしました。

睡蓮鉢ビオトープ<3回目>(2019)

睡蓮鉢ビオトープの立ち上げを1回目は失敗し、2回目はうまくいきました。

メダカ飼育のやり方が判ってきました。今度は、できるだけ日本の在来生物だけを使ってビオトープを作ってみようと思います。

 

2019年 

6/22 楽天市場14号(直径42cm)の白い睡蓮鉢を購入しました。在来種にこだわりたいと思いますが、国産睡蓮鉢で14号にもなると大変高価なので、ベトナム製にしました。それが届いたので、立ち上げました。(いつかは信楽焼の睡蓮鉢を買いたいです。)

底床は専用のメダカ用ソイルにしました。ナガバオモダカとヒメスイレンをプラスチックポットに植えて底床に置きました。ホームセンターでヒメトグサを購入して植え込みました。

ナガバオモダカとヒメスイレンは在来品種ではありません。いつか在来品種と入れ替えたいと思います。

 

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睡蓮鉢ビオトープの立ち上げ

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睡蓮鉢ビオトープを立ち上げました

6/24 石田精華園のアサザトチカガミを購入しました。アマゾンフロッグビットとか可愛くて見栄えのする水生植物はこの時期ホームセンターによく売っていますが(当地では杜若園芸のものが多いです)、在来植物はなかなか売っていません。地味ですし、雑草っぽいからでしょうか。アサザ平安時代から歌に歌われ、キレイな花が咲くそうです。トチカガミはアマゾンフロッグビットに似ていて(アマゾンフロッグビットはアマゾントチカガミとも呼ばれるそうです。)浮遊植物なので水質浄化とクロメダカの産卵床として期待できます。トチカガミとは「亀の鏡」という意味だそうです。スネイル(貝)などの侵入を防ぐために土を除去して綺麗に洗ってから睡蓮鉢に入れます。土の中から大きなヤゴが出てきました。ギンヤンマとか、そういう系のです。ヤゴは生きている動物しか食べないので、メダカが食べられてしまう可能性があります。ヤゴも生態系の一部ではありますが、この小さな睡蓮鉢に入れてしまうと生態系が崩壊してしまう(餌のためにクロメダカをどんどん買ってこないといけない)ので処分しました。(本来の生態系を壊してはいけないので、購入した生物を近くの池に放すことはしません。)

 

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トチカガミを入れました

6/25 クロメダカが孵化しました。

6/28 メダカが一匹死んだので、成体のメダカは3匹になってしまいました。

6/29 親メダカが3匹では心許ないので、クロメダカ5匹追加購入しました。

7/2 メダカが抱卵しました。メダカはおもにマツモかトチカガミの根に産卵します。時々マツモを観察して、卵を見つけたらマツモごとボウルに移しました。卵は見つけ次第隔離しないと、親メダカが食べてしまいます。マツモをボウルに入れておくとだんだんグリーンウォーターになります。そのうちどんどんと卵が孵化して稚魚が増えました。

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夏の睡蓮鉢ビオトープ

7/8 アサザがどんどんのびてくるのでカットしました。アサザは葉が大きくて成長が著しいため、他の植物の光合成を邪魔するかもしれません。浮葉植物なので土壌の窒素は吸収してくれますが、水質改善効果はあまりないように感じます。(秋頃まで栽培しましたが花が咲く様子もないので処分しました。)

 

7/11 カインズホームセンターでミナミヌマエビと杜若園芸のマツバイを購入しました。睡蓮鉢ビオトープではミナミヌマエビは鉄板みたいです。マツバイは水中に芝生のように広がるそうです。水中の草原の上を泳ぐメダカの姿が見たいものです。

 

7/20 ミナミヌマエビを追加購入しました。

8/3 イトトンボが羽化して飛び立っていきました。しばらく前から底床にいるのを発見して、何とか除去しようと試みていましたが、動きが素早くて失敗していました。おそらくアサザトチカガミの土に隠れて睡蓮鉢に侵入したものと思います。イトトンボのヤゴはメダカほどの大きさの魚は食べないみたいです。無事に羽化してよかったです。

 

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イトトンボの羽化

9/1 京都の杜若園芸に行き、ヒメタニシとセキショウ(斑入り)、ヘラオモダカを購入しました。ヘラオモダカは在来品種です。ナガバオモダカと入れ替えようと思います。

 

9/5 ヒメタニシに子供(稚貝)が生まれていました。ヒメスイレンの葉の上に乗っています。とても可愛いです。

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ヒメタニシの稚貝

 

10/13 IKEAでガラスボウル「TRYGG」を購入しました。メダカを横から見たいと思っていましたが、これで実現できました。緑の睡蓮鉢に入れていたナガバオモダカとアマゾンフロッグビットをガラスボウルに移しました。稚魚を育てていくことにしました。

睡蓮鉢ビオトープ<やり直し>(2019)

2019年

6/8 ヒメスイレンとナガバオモダカを小鉢(ホームセンターで買った食器のボウル)に植え付けて移動しやすくしました。

底床の赤玉土を全て撤去し、専用のメダカ用ソイルに変更しました。

水質が酸性化しやすいと思ったので、アルカリ化するために牡蠣殻(水槽用)を入れました。

カルキ抜きを使って水道水をカルキ抜きして、バクテリアのもとを入れました。

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睡蓮鉢ビオトープ

 

熱帯魚専門のペットショップで購入したクロメダカ1100円。前回より大きく育っている。)を5匹放ちました。

6/9 なぜかメダカが1匹足りません。説明しにくいですが数十メートル離れた所に干からびたイワシのような小魚を発見しました。脱走したメダカでしょうか、、、。

 

6/14 クロメダカの産卵を確認しました。うまく定着したようです。しかし、睡蓮鉢が小さすぎるように感じます。睡蓮鉢の内側が緑色に塗られていて、水質がチェックしにくいのも気に入りません。睡蓮鉢を買い直すことにしました。

睡蓮鉢ビオトープ 1回目<失敗>(2019)

「ベランダで金魚を飼いたい」と思ったのがきっかけでした。

とある食べ物屋さんの軒下で、陶器鉢の中に金魚がいるのを見かけてやりたくなったのです。

同じように水槽ではなく、昔ながらの金魚鉢で飼えないだろうか、と思って調べてみたところ、

・金魚鉢は金魚の飼育に向かない(金魚に対する虐待であると書いてある)

・金魚は水を汚しやすいので沢山の水が必要

ということがわかりました。と同時に、ちょうどメダカの屋外飼育が流行っているようで、「睡蓮鉢ビオトープ」という言葉をその時知ったのでした。

 

ビオトープとはWikipediaによれば「生物群衆の生息空間」のことだそうですが、主に沼地などの環境を人工的に整備したものが多く、ショッピングモールの屋上などに作られたりしています。

睡蓮鉢ビオトープとは、睡蓮鉢の中に、人工的に水生生物が生息しやすい環境を作り、生態系が営まれるのを愉しむものです。

 

そこで、我が家でも睡蓮鉢ビオトープを「立ち上げる」ことにしました。(睡蓮鉢ビオトープや水槽で新しく環境を作ることを「立ち上げ」というそうです。)

 

2019年

5/26 ホームセンターで陶器の睡蓮鉢(径29cm)、ナガバオモダカ、ヒメスイレン、アマゾンフロッグビット、マツモを購入しました。赤玉土を底床にして植え込みました。微生物が増えるまで1-2週間おいた方が良いそうなので、このまま放置しました。

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ビオトープ立ち上げ

6/1 ホームセンターでクロメダカを5匹買い、睡蓮鉢に放しました。1匹50円くらいでした。メダカが主役なのに、メダカが一番安いのです!

 

 

 

 

6/6 クロメダカが毎日1匹ずつ死んで、5日間で全滅しました。。。

 

何が悪かったのか分析して反省しました。

水質チェッカー「テトラテスト6in1試験紙」を購入して分析したところ、当地の水道水はもともとpH5.0-5.5で酸性に傾いていることがわかりました。メダカが全滅した睡蓮鉢の水を測定してみるとさらに酸化しており、亜硝酸塩もかなり高値を示しました。ビオトープを立ち上げてから1週間しか経っておらず、予め濾過バクテリアを導入しなかったので、水質浄化機能が完成していなかったと思われます。また、水質が合わなかったのか、マツモがあっという間に溶けてしまいました。溶けたマツモが水を酸性化して窒素を増やし、水質悪化を助長したものと思われます。そしてクロメダカも、いくら頑強とはいえ未だ稚魚のような大きさだったので、水質変化に耐えられなかったと思われます。