睡蓮鉢ビオトープ<3回目>(2019)

睡蓮鉢ビオトープの立ち上げを1回目は失敗し、2回目はうまくいきました。

メダカ飼育のやり方が判ってきました。今度は、できるだけ日本の在来生物だけを使ってビオトープを作ってみようと思います。

 

2019年 

6/22 楽天市場14号(直径42cm)の白い睡蓮鉢を購入しました。在来種にこだわりたいと思いますが、国産睡蓮鉢で14号にもなると大変高価なので、ベトナム製にしました。それが届いたので、立ち上げました。(いつかは信楽焼の睡蓮鉢を買いたいです。)

底床は専用のメダカ用ソイルにしました。ナガバオモダカとヒメスイレンをプラスチックポットに植えて底床に置きました。ホームセンターでヒメトグサを購入して植え込みました。

ナガバオモダカとヒメスイレンは在来品種ではありません。いつか在来品種と入れ替えたいと思います。

 

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睡蓮鉢ビオトープの立ち上げ

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睡蓮鉢ビオトープを立ち上げました

6/24 石田精華園のアサザトチカガミを購入しました。アマゾンフロッグビットとか可愛くて見栄えのする水生植物はこの時期ホームセンターによく売っていますが(当地では杜若園芸のものが多いです)、在来植物はなかなか売っていません。地味ですし、雑草っぽいからでしょうか。アサザ平安時代から歌に歌われ、キレイな花が咲くそうです。トチカガミはアマゾンフロッグビットに似ていて(アマゾンフロッグビットはアマゾントチカガミとも呼ばれるそうです。)浮遊植物なので水質浄化とクロメダカの産卵床として期待できます。トチカガミとは「亀の鏡」という意味だそうです。スネイル(貝)などの侵入を防ぐために土を除去して綺麗に洗ってから睡蓮鉢に入れます。土の中から大きなヤゴが出てきました。ギンヤンマとか、そういう系のです。ヤゴは生きている動物しか食べないので、メダカが食べられてしまう可能性があります。ヤゴも生態系の一部ではありますが、この小さな睡蓮鉢に入れてしまうと生態系が崩壊してしまう(餌のためにクロメダカをどんどん買ってこないといけない)ので処分しました。(本来の生態系を壊してはいけないので、購入した生物を近くの池に放すことはしません。)

 

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トチカガミを入れました

6/25 クロメダカが孵化しました。

6/28 メダカが一匹死んだので、成体のメダカは3匹になってしまいました。

6/29 親メダカが3匹では心許ないので、クロメダカ5匹追加購入しました。

7/2 メダカが抱卵しました。メダカはおもにマツモかトチカガミの根に産卵します。時々マツモを観察して、卵を見つけたらマツモごとボウルに移しました。卵は見つけ次第隔離しないと、親メダカが食べてしまいます。マツモをボウルに入れておくとだんだんグリーンウォーターになります。そのうちどんどんと卵が孵化して稚魚が増えました。

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夏の睡蓮鉢ビオトープ

7/8 アサザがどんどんのびてくるのでカットしました。アサザは葉が大きくて成長が著しいため、他の植物の光合成を邪魔するかもしれません。浮葉植物なので土壌の窒素は吸収してくれますが、水質改善効果はあまりないように感じます。(秋頃まで栽培しましたが花が咲く様子もないので処分しました。)

 

7/11 カインズホームセンターでミナミヌマエビと杜若園芸のマツバイを購入しました。睡蓮鉢ビオトープではミナミヌマエビは鉄板みたいです。マツバイは水中に芝生のように広がるそうです。水中の草原の上を泳ぐメダカの姿が見たいものです。

 

7/20 ミナミヌマエビを追加購入しました。

8/3 イトトンボが羽化して飛び立っていきました。しばらく前から底床にいるのを発見して、何とか除去しようと試みていましたが、動きが素早くて失敗していました。おそらくアサザトチカガミの土に隠れて睡蓮鉢に侵入したものと思います。イトトンボのヤゴはメダカほどの大きさの魚は食べないみたいです。無事に羽化してよかったです。

 

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イトトンボの羽化

9/1 京都の杜若園芸に行き、ヒメタニシとセキショウ(斑入り)、ヘラオモダカを購入しました。ヘラオモダカは在来品種です。ナガバオモダカと入れ替えようと思います。

 

9/5 ヒメタニシに子供(稚貝)が生まれていました。ヒメスイレンの葉の上に乗っています。とても可愛いです。

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ヒメタニシの稚貝

 

10/13 IKEAでガラスボウル「TRYGG」を購入しました。メダカを横から見たいと思っていましたが、これで実現できました。緑の睡蓮鉢に入れていたナガバオモダカとアマゾンフロッグビットをガラスボウルに移しました。稚魚を育てていくことにしました。