睡蓮鉢ビオトープ 1回目<失敗>(2019)

「ベランダで金魚を飼いたい」と思ったのがきっかけでした。

とある食べ物屋さんの軒下で、陶器鉢の中に金魚がいるのを見かけてやりたくなったのです。

同じように水槽ではなく、昔ながらの金魚鉢で飼えないだろうか、と思って調べてみたところ、

・金魚鉢は金魚の飼育に向かない(金魚に対する虐待であると書いてある)

・金魚は水を汚しやすいので沢山の水が必要

ということがわかりました。と同時に、ちょうどメダカの屋外飼育が流行っているようで、「睡蓮鉢ビオトープ」という言葉をその時知ったのでした。

 

ビオトープとはWikipediaによれば「生物群衆の生息空間」のことだそうですが、主に沼地などの環境を人工的に整備したものが多く、ショッピングモールの屋上などに作られたりしています。

睡蓮鉢ビオトープとは、睡蓮鉢の中に、人工的に水生生物が生息しやすい環境を作り、生態系が営まれるのを愉しむものです。

 

そこで、我が家でも睡蓮鉢ビオトープを「立ち上げる」ことにしました。(睡蓮鉢ビオトープや水槽で新しく環境を作ることを「立ち上げ」というそうです。)

 

2019年

5/26 ホームセンターで陶器の睡蓮鉢(径29cm)、ナガバオモダカ、ヒメスイレン、アマゾンフロッグビット、マツモを購入しました。赤玉土を底床にして植え込みました。微生物が増えるまで1-2週間おいた方が良いそうなので、このまま放置しました。

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ビオトープ立ち上げ

6/1 ホームセンターでクロメダカを5匹買い、睡蓮鉢に放しました。1匹50円くらいでした。メダカが主役なのに、メダカが一番安いのです!

 

 

 

 

6/6 クロメダカが毎日1匹ずつ死んで、5日間で全滅しました。。。

 

何が悪かったのか分析して反省しました。

水質チェッカー「テトラテスト6in1試験紙」を購入して分析したところ、当地の水道水はもともとpH5.0-5.5で酸性に傾いていることがわかりました。メダカが全滅した睡蓮鉢の水を測定してみるとさらに酸化しており、亜硝酸塩もかなり高値を示しました。ビオトープを立ち上げてから1週間しか経っておらず、予め濾過バクテリアを導入しなかったので、水質浄化機能が完成していなかったと思われます。また、水質が合わなかったのか、マツモがあっという間に溶けてしまいました。溶けたマツモが水を酸性化して窒素を増やし、水質悪化を助長したものと思われます。そしてクロメダカも、いくら頑強とはいえ未だ稚魚のような大きさだったので、水質変化に耐えられなかったと思われます。